話すことで得られる心の癒し効果 カタルシス効果とは？
こんにちは、のんです。
皆様は人と話していて「なんだか気持ちがすっごく楽になった！」といった経験はありませんか？
話を聞いてもらったら、悲しい気持ちが少し楽になった。
さっきまであんなに嫌な気持ちだったけど、話していたらどうでも良くなってきた。
胸に手を当てて考えてみた時、ふと思い当たることも多いんじゃないのでしょうか？
のんもそういった経験は多いです。
友達に嫌だったことを話しているうちにどうでも良くなったり、辛い時に話を聞いてもらっていたら落ち着いてきたり……など。
人間の脳みそは何かしらの方法で感情を解放する場所があると、心が浄化されることがあることがあると長年の研究で結果が出ています。
すごいですよね。
その現象を、カタルシス効果と呼ばれています。
それでは具体的に【カタルシス効果】とはどのようなものなのか、小学生でもわかりやすく説明していこうと思います！
それでは、Let,go！
カタルシス効果の定義について
心理学では感情の解放や浄化に対して、この言葉が使われるようになりました。
カタルシス効果を得る為には
感情を表現し、解放する方法は大きく分けて以下の4つになります。
- 人に話を聞いてもらう
- 芸術に取り組む
- 運動などで体を動かす
- 芸術鑑賞をする
具体的にどうしたらいいのか、それぞれ簡単に解説していきます。
人に話を聞いてもらう
感情や思考を言葉にすることで心の解放や浄化を促すことができます。
その言葉を相手に聞いてもらえているという安心感がより効果を高めることができ、自分が社会と繋がっている。ひとりぼっちではないことを認識することで安心感を得られます。
芸術に取り組む
小説を書いたり、絵を描いたり、楽器を演奏したりなど。自分の欲求のままに作品を作ることで自分の感情や言葉を表現し、心の中のもやもやを解消することができます。
運動などで体を動かす
スポーツでもカタルシス効果を得ることができます。
体を動かすことでエネルギーを発散し、ストレスや不安を解消することができます。
芸術鑑賞をする
映画や音楽、演劇など。芸術に触れるだけでもカタルシス効果を得ることができます。
芸術に共感を得ることによって、自分の感情を解放することができます。
悲しい場面、辛い場面などで出てくる涙や、怖い場面で叫んでしまう経験はありませんか？
大体はその後、思いのほかスッキリしていたりするケースも少なくはありません。
これらは全て、カタルシス効果が働いています。
以上がカタルシス効果が働いているシーンの代表例となります。
次は、私たちがカタルシス効果を得ることによるメリット、デメリットについて解説していきます。
カタルシス効果のメリット
カタルシス効果を得られることによって以下の3つのメリットがあります。
- 心の解放とストレス軽減
- 自己理解と成長
- つながりと共感
それでは順番に解説していきます。
心の解放とストレス軽減
自己理解と成長
カタルシス効果を経験することで、自己理解が深まることがわかります。
自分の感情や思考を言葉にすることで、自分自身をよりよく理解することができるようになるのです。
自分の感情や思考を言葉にすることで、自分自身をよりよく理解することができるようになるのです。
そのため、カタルシスを通じて自己成長の機会が生まれ、感情や経験を振り返り、学びや成長のきっかけとなることがあります。
つながりと共感
カタルシス効果を経験することで、他者とのつながりが深まります。
また、自分の感情や経験を他者と共有することで、共感や理解が生まれます。
カタルシスを通じて他者との共感が生まれることで、人間関係の改善や新たなつながりが生まれる可能性もあります。
人間はカタルシス効果をうまく利用することで自分の心の内も、自分が置かれている環境も良くしていくことができます。
しかし、そんなカタルシス効果にもデメリットがあります。
以下の項目をご覧ください。
カタルシス効果のデメリット
大きく分けて以下の3つになります。
- 過度な感情の引きずり
- 他者への影響
- 感情の依存
デメリットに対して詳細と共に、対策方法を解説します。
過度な感情の引きずり
カタルシス効果を経験すると、一時的に感情が解放されることがありますが、その後に感情が引きずられることがあります。
過度な感情の解放や浄化が起こると、その感情が日常生活に影響を与える可能性があります。例えば、怒りや悲しみが長期間続く場合などです。
そういう時は落ち着くまで誰かに話を聞いてもらうことで、うまく自分のバランスが取れるように意識したり、自分がリラックスできる時間を沢山用意できるように意識してみてください。
他者への影響
カタルシス効果を得るためには、他者とのコミュニケーションや関わりが必要です。しかし、自分の感情を解放する過程で他者に負担をかけることがあるかもしれません。
自分の感情を他者にぶつけることで、関係が悪化したり、相手にストレスを与える可能性があります。
そのような不安から人に話せなくなってしまったり、から回って相手を傷つけてしまった人も少なくないと思います。
まずはカウンセリングなどの専門機関。相談を受け付けているサービスを利用するなどをして、うまく周囲の人との関係を維持しましょう。
感情の依存
カタルシス効果を経験することで、感情の解放や浄化が気持ち良いと感じることがあります。そのため、感情の解放に依存してしまうことがあります。
長期間にわたってカタルシス効果を求めることで、自己成長や問題解決のための努力を怠る可能性があります。
定期的に自己を見つめ直し、自分がその行為に対して依存をしていないかどうかを振り返ってみましょう。
具体的な対策としては、日記をおすすめします
まとめ
カタルシス効果は人間に必要な力であることと共に、うまく使わないと自分をダメにしてしまう力もあります。
毒は薬にもなりますが、逆もまた然り。
自分だけじゃ不安と感じている方は専門家に頼ってみてもいいと思います。
大丈夫。あなただけじゃありません。
あなたはひとりぼっちなんかじゃない。
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